2012年7月7日土曜日

新潟市 市政ゼミナールへ参加しました。

昨日は、
平成24年度 第1回にいがた市政ゼミナール
へ参加してきました。

内容は、講師大阪市特別顧問 中田宏氏
テーマは、「これからの地域自立の為の地方自治制度」
大阪市の特別顧問ということで、大阪市長橋本徹氏とのタッグで
区長公募の改革をしている実態と展望を、お話されていました。
区長公募は、
市長が選任するという制度では
仕事の力のいれどころが内向きになる、
市長に気に入られる仕事をするというおべっかが蔓延してしまう。
誰のために仕事をしているのか、市民の皆様でしょ
というユーザー志向への回帰を促す
という考えから、実行されているそうです。
区長の権限というか発言力を強化し、独自の政策を進めていく事で、
それぞれの区の特徴をだし、相対的な判断をすることができるようにする。
そうすれば、競争環境が出来上がる。この競争環境設定も重要である、
やはり人は、競争本能というものがあると僕は思いますし、
大きな賃金上昇が望めない現代においては、この競争という代物は
仕事の満足度、人生の満足度につながっていくのかもしれないですね。
裏には、敗北者がいる、弱肉強食、格差の拡大、などのいろいろな指摘事項
もあるのだけれど、そことの折り合いをどうつけていくのか、が争点なんでしょう。

脱線しましたが、区長公募の改革は、区長公選制へのステップであるという
お話もされていました。
そもそも、国という行政単位が、各都市の施策に口を出す、金を出すという仕組みが
国民の依存性を高めている、自立心の向上を妨げている。ピラミッドの底辺意識。
逆説的にいうと、国が悪い、制度が悪い、政治家が悪いという責任の転嫁が可能な
仕組みだよね。
もっと、小さい行政単位で、こういう問題があるからこうしたい。こうすればもっとよくなる。
という事を、自ら作り上げていこうよ。
権力者がつくる大きなピラミッド一つではなく、
小さなさまざま形の自分らが作るピラミッドを形成していきましょう。
ということを、考えていらっしゃるのだろうと思う。

総じて、大阪都構想というのは、地方自治体の地位向上、自立への道を目指している
構想だという事を再確認した次第でございます。

中田氏の講演が終わった後に、中田さんと篠田新潟市長のトークセッションがあった
わけですが、これについては、対して書きたい事がありません。
大阪で行っている改革を、参考に、新潟でも採用できるものできないものを判断し
より良い市政を目指していきたいという感じでした。
そこよりも、政治家としての器の違いが顕著で、それが面白かった・・・

橋本さんも中田さんも、何をどうすべきかという最大の難問に、自分なりの回答を
しっかりと定義し、実現に向けて最大速度で行動する。という特徴を感じます。
そういう方が、リーダーたる人間なのだろうと思うし、自分もそうなりたいと感じた
一日でした。

以上、長文駄文失礼しました。




0 件のコメント:

コメントを投稿